福島県立医科大学 医学部 器官制御外科学講座

教室紹介

1952年4月21日に故遠藤辰一郎名誉教授が初代の主任教授として着任し、器官制御外科学講座(旧外科学第二講座)の歴史が始まりました。阿部力哉名誉教授、現在の竹之下誠一主任教授に歴史が引き継がれております。この間、一貫しているのは腫瘍外科教室としての伝統であり、その時代、時代における癌に対する最先端の医療を患者さんに提供すべく、臨床と研究に邁進してきました。現在、臨床面では診療科が消化管外科、肝胆膵移植外科、乳腺外科、甲状腺・内分泌外科に分類され、良性疾患、救急疾患はもちろんですが、悪性腫瘍を中心とした診断、手術そして補助療法や緩和ケアにも力を注ぎ、あくまでも患者さん中心の医療の提供を目指 した集学的治療を行っております。同時にこれらの治療を担えうる高水準の知識、技術、人間性を有した医師の育成を心がけ、福島県内外の多くの関連病院へ医療協力を行っております。

研究活動

近年の遺伝子工学や分子生物学の飛躍的発展により、癌は様々な遺伝子異常により引き起こされる遺伝子病であることがわかってきました。教室では早くからこの分野に着手し、分子生物学的手法を用いた癌研究を行っております。現在、日米欧の代表的な癌研究施設と共同で、癌の本質に迫る臨床に直結した臓器横断的プロジェクトを推進しています。また腫瘍生体治療学講座と癌治療に免疫療法を組み合わせた治療法の確立を目指し連携しています。さらに医療工学講座と連携し、先端医療機器の開発に取り組んでおります。

教育活動

学生への外科学教育は医学部2年生の臨床医学入門から始まり、消化管外科疾患、肝胆膵外科疾患、乳腺疾患、甲状腺内分泌外科疾患まで幅の広い各論へと続きます。その後、5年生では2週間のBed Side Learning (BSL) primary courseにより各外科診療の基礎を学び、6年生では4週間のBSL advanced courseにより大学や関連病院で実地の臨床を学ぶことができるように教育しています。さら学会活動にも積極に参加して頂き、将来の進路の糧になるように心がけています。一方、医師会や県民の皆様にも情報を提供すべく、教室の診療、研究の現状を学会や研究会などで報告するようにしております。