福島県立医科大学 医学部 器官制御外科学講座

ごあいさつ

主任教授 竹之下誠一

主任教授 竹之下誠一

器官制御外科学講座は“癌”を中心に扱う腫瘍外科学講座です。
 診療部門として消化管外科(食道・胃・大腸)、肝胆膵・移植外科(肝臓・胆管・胆嚢・膵臓)、乳腺外科、甲状腺・内分泌外科(副甲状腺・副腎)を擁し、幅広い疾患に対応しております。各診療科では、患者様の根治はもちろん、生活の質も重視し、鏡視下手術・集学的治療を取り入れた治療の低侵襲化と機能温存を図っております。震災以後、甲状腺・内分泌学講座が新設され、当講座から鈴木眞一教授が就任し、2014年10月には放射線災害医療学講座には同じく当科出身の長谷川有史教授が就任し共に福島の医療の未来に積極的に取り組んでおります。

 さらに、3つの寄附講座、“先端がん免疫治療学講座”“多能性幹細胞研究講座”“腫瘍生体エレクトロニクス講座”を擁し、「進行癌に対する樹状細胞及び臨床抗原ぺプチドを用いたがんワクチン療法」、「iPSを用いた家族性腫瘍・希少腫瘍に対する創薬」、「膜チャンネル機構解明と癌への応用」など、臨床に直結する癌治療の研究を未来に向けて継続しております。

 当教室のコンセプトは「臨床」と「研究」の両立であり外科専門医と医学博士を共に取得することを基本としております。私が赴任以後、15年間で入局者58名のうち,資格取得が可能となった40人が外科専門医を、34人が医学博士を取得しております。臨床教育は、大学の医師が陥りがちな専門領域への傾斜をよしとせず、当科で扱うすべての領域の診療に対応しうる医師の養成が可能なシステムを特徴としております。また留学を推奨し、現在は米国NCI/NIH(国立衛生研究所)・MD Anderson Cancer Centerを中心に派遣をしており、世界の最先端施設との交流を通じて国際的な人材の育成にも努めております。

 福島県は最も健康で長生きできる県を目指しており、また医大でも、ふくしま国際医療科学センターの新家屋竣工を2016年4月に控えております。共に学び、これからの発展を分かち合える方を求めており、熱意ある皆様よりのご参加をお待ちいたしております。

主任教授 竹之下誠一